Peugeot407がマイナーチェンジ
2004年の発売以来、世界中で70万台以上のセールスを記録しているプジョー 407。日本国内では2005年に導入されたが、昨年まで4千台以上が販売されている。これは先代406が6年間かけて達成した台数にほぼ等しい。つまり 我が国では406の倍売れているというわけだ。
そんな407も、発売からほぼ4年が経過しマイナーチェンジを受けた。エクステリアの変更は微少に止まっているが、快適性を高めたとともに、最新のディーゼルエンジンを搭載するなど、主に中身の充実が図られているようだ。
ちなみにエクステリアの変更点は、フロントグリルの格子やヘッドライトまわりのデザイン、ホイールの大径化、リアコンビネーションランプの意匠などだ。こ のうちわかりやすいのはホイールであるが、プジョーではこれらの変更により、よりダイナミックで大胆なデザインとなった、と謳っている。
エンジンでは4気筒および6気筒に最新技術が盛り込まれたユニットが搭載。このうち一番のボリュームレンジを担う2.0リッターHDiディーゼルでは、最 高出力が140psと4psアップ。それでいながら燃費は5.6/100km(約17.9km/L)へと向上し、CO2排出量も150g/kmと低めら れ、今後施行されるユーロ5の排ガス規制にも対応しているとのことだ。また110psを発生する1.6リッターHDi FAPユニット、そして新たにE85エタノール仕様のバイオフレックスエンジンも加わった。
さらに装備面では、エアコン等による室内温度制御や新テレマティックスシステム、そしてフロントのパーキングアシスタントといった、快適性をアップするア イテムを採用。このように、デザイン変更を最小限に止め中身の充実が図られたプジョー 407。順調に販売台数を伸ばしていることが、敢えて変えない自信に繋がっているのであろう。
ラベル: Peugeot407-4dr