フェルナンド・アロンソ(ルノー)が、あるF1メディアに2008年シーズン最高のF1ドライバーに選ばれた。

イタリアの日刊スポーツ新聞『La Gazzetta dello Sport(ラ・ガゼッタ・デッロ・スポルト)』は、今季の選手権で1位と2位になったルイス・ハミルトン(マクラーレン)とフェリペ・マッサ(フェラーリ)と比べてもアロンソは段違いだ、と記している。

「なぜアロンソか? アロンソはシーズン序盤に最高とは言いがたいルノーのクルマで走っていたが、2008年終盤の6戦でアロンソ以上にポイントを得たドライバーはいないのだ」

「エンジニアとの詳しく綿密な協力から、アロンソは(クルマの)競争力を格段に上昇させ、2勝をあげたばかりではなく9月以降は他のどのドライバーよりも素晴らしい走りを見せていた。アロンソが9月以降に獲得したポイントは43ポイントだったが、選手権2位のマッサは33ポイント、優勝したハミルトンは28ポイントしか挙げていなかったのだ」

「しかも、エンジンパワーに劣るルノーのクルマであの走りを見せたのだ。もしアロンソがフェラーリに乗っていたら、間違いなくアロンソが優勝していた」

ワールドチャンピオンのハミルトンが「いかなるコースでも、ウエットでもドライでも弱さを見せることのなかった」強さを評価され、2番目に素晴らしいドライバーに数えられていた。マッサは「重要な局面で不運に見舞われた」が、「彼があれほど強くなると誰も予想していなかった」として、3位に入っている。

BMW ザウバーのロバート・クビサが4位、5位がイタリアGPで初勝利を上げたセバスチャン・ベッテル(元トロ・ロッソ/現レッドブル)、続いてキミ・ライコネン(フェラーリ)、ニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)、ヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)、ティモ・グロック(トヨタ)となっている。

マクラーレンのヘイキ・コバライネンはトップ10入りを逃している。


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