モーターレース界に流れるうわさによると、フェラーリはプジョーと協力して2009年シーズンに向けたKERS(エネルギー回生システム)の開発を進めていくらしい。

真偽のほどは定かではないが、匿名の「F1関係筋」によると、フェラーリがF1で使用するKERSシステムの試作版を、プジョーがル・マン仕様の908のプロトタイプで走行させることがこの新しい協力関係に含まれているようだ。

電子部門パートナーであるマニエッティ・マレリとともにKERSシステムを開発しているフェラーリは、既にKERS技術の開発に苦しんでいることを認めており、いまだにシステムを搭載しての走行テストも行われていない。

3月にオーストラリアGPが開幕したときから有効となるシーズン中テスト禁止を受け、遅れの生じているKERS走行プログラムをフェラーリが進めるために、フェラーリとプジョーの協力関係が結ばれたと考えられている。

しかし、一方でフェラーリが別カテゴリーのレースに参戦するチームにKERSシステムを提供する準備をしているのではないかとの見方もある。

2008年に、KERSシステムを備えたディーゼル使用の908ハイブリッド版を2009年のル・マンで使用して宣伝したい、とプジョーは話していた。


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