日産自動車が、キューブにフルモデルチェンジを施し、11月26日に発売すると発表した。

 新型は、ひと目でキューブとわかるデザインを先代から受け継ぎながら、ピースフルでぬくもりを感じさせるデザインを追求したという。ぱっと見で新旧の違いがわかるのはフロントマスク。ニューモデルでは、ユニークな横長のヘッドライトやグリルにより、愛嬌のある表情に生まれ変わった。

 このほかエクステリアの特徴は、斜め後方の視界に配慮したウインドウデザインや非対称バックドア、写真立てのような縁取りのサイドウインドウなど。これらのキューブらしさを際立たせたデザインにより、愛着のわくヒューマニックなデザインとしたという。

 インテリアは、ソファのような質感を追求したというシートや、ガラスルーフに障子のようなシェードを組み合わせ室内をやさしい明かりに包むように工夫した大型ガラスルーフなどが特徴。いっぽう、ボンネット全体を見渡せる視界の良さや、回転半径4.6mの取り回しの良さなど、日常における使い勝手も高められている。

 ホールベースが100mm延長したのも新型のトピック。後席のシートスライド量は200mm延長しており、広くなった室内をフレキシブルに使える新しいパッケージも見逃せないところ。ちなみにボディサイズは、全長3890mm(先代比+160mm)×全幅1695mm(同+ 25mm)×全高1650mm/4WDは1660mm(同+10mm)と若干サイズアップしている。

 エンジンは、オールアルミで軽量化を図った1.5リッター“HR15DE”を搭載。トランスミッションは、CVTを組み合わせる。前輪駆動とe-4WDシステムによる四輪駆動が用意されるのは先代とかわらない。

 なお、キューブはこれまで国内専用車だったが、新型は北米や欧州でも販売されるグローバルモデルとなる。

 価格は、2WDが144万9000円から191万1000円。4WDは168万7350円から192万8850円。


 

 

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