ドイツのGUMPERT(グンペルト)社は12日、『アポロスピード』のティーザー写真を公表した。4.2リットルV8ツインターボ(700ps)を搭載し、0-100km/h加速3秒以下、最高速360km/hという異次元の走行性能を実現する。
GUMPERT社は元アウディのモータースポーツ部門統括責任者、Roland Gumpert氏が設立。同氏はアウディ在籍時代に、25回の国際選手権レース、4回のWRC(世界ラリー選手権)での優勝を勝ち取っている。
GUMPERT 社のオリジナルスーパーカー、『アポロ』は宇宙船をイメージしたという独特のフォルムが特徴。今回のアポロスピードは、フロント周辺やホイールアーチのデザイン変更により、空力性能とブレーキ冷却性能を引き上げている。また、テールランプは新デザインとなり、小型の角度調整式スポイラーが採用された。
ミッドに置かれるエンジンは、アウディ製の4.2リットルV8をベースに、ツインターボを装着したもので、最大出力は700ps/6500rpm、最大トルクは89.2kgm/4000rpm。6速シーケンシャルMTと組み合わせられ、0-100km/h加速3秒以下、最高速360km/hという圧倒的なパフォーマンスを獲得した。顧客の希望により、最大出力は800psまで高めることもできるという。
カーボンとアルミのサンドイッチ構造を導入したボディは1200kgという軽さ。ボディサイズは全長4460×全幅1998×全高1105mm、ホイールベースは2700mm。ブレーキはボッシュ製のABSと6ピストンキャリパーが奢られ、タイヤは前255/35ZR19、後ろ345/35ZR19サイズが装着される。
アポロスピードは3月4日、ジュネーブモーターショーの会場で正式発表。価格は30万1600ユーロ(約3485万円)からと、性能、プライスともにスーパーな存在だ。
ラベル: 2009年自動車ニュース