PSA(プジョーシトロエン)は4月30日、プジョー『3008』とシトロエン『DS5』のそれぞれディーゼルハイブリッド車を、2011年から生産すると正式発表した。
プジョー3008は『308』がベースのクロスオーバー。シトロエンDS5は、シトロエンの新高級ブランド、「DSレンジ」のミドルクラス車だ。すでに3008は発表済みだが、DS5の詳細は現時点では明らかにされていない。
両車に投入されるディーゼルハイブリッドは、2008年10月のパリモーターショーで公開した「ハイブリッド4」システムを導入する。フロントにHDiディーゼルエンジンを置き、リアアクスルにモーターを内蔵。エンジンが前輪、モーターが後輪を駆動する4WD方式だ。
アイドリングストップ機構などを組み込むことにより、CO2排出量は通常のディーゼルと比較して、約35%削減。PSAによると、このハイブリッド4は汎用性が高く、ボディタイプや組み合わせるエンジンを問わず、搭載できるメリットがあるという。
ハイブリッド4はPSAのフランス・ミュルーズ、ソショーの両工場で2011年から生産。すでにソショー工場からは、数台の3008ハイブリッドプロトタイプがラインオフし、テストを繰り返している。
シトロエンDS5については、いっさい内容が公表されていないだけに、ハイブリッド設定とともに気になるニュースといえる。
ラベル: 2009年自動車ニュース
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