独BMWが、関連会社や研究機関と共同で開発している最新の歩行者保護技術の概要を発表した。
発表されたのは“Car-2 Xコミュニケーション”という技術で、歩行者が持つ送受信機の電波を車載機が検知しドライバーに警告を与えることで、人身事故を予防する。警告は音だけでなく、フロントスクリーンに歩行者がいることを知らせる映像を映し出すことで、見落としを防ぐ。
歩行者保護にはさまざまな技術が研究されていて、ミリ波レーダーを使う方法や携帯電話の電波を検知する方法なども研究されているが、それぞれには一長一短がある。
送受信機を使った今回の技術は、車両の死角に歩行者が隠れているような場面でも、その存在をいち早く検知できるのが大きなメリット。例えば路上に縦列駐車しているクルマの間から子供が飛び出してくるといた場面で威力を発揮するという。
BMWでは、将来的には小型送受信機を通学用バッグや携帯電話、杖などに内蔵することによって、わざわざ持ち歩かなくて済むようになることを想定している。
実用化はしばらく先になるかもしれないが、こうした技術の発展により悲惨な事故が一日も早く無くなることを期待したい。
ラベル: 2009年自動車ニュース
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