米国のLCWオートモーティブ社は、タイ王室にキャデラック『DTSリムジン』を納車したと発表した。

テキサス州に本拠を置くLCWオートモーティブ社は、過去30年以上に渡ってリムジンを製作してきた。ベース車はGMの「キャデラック」やフォードの「リンカーン」が中心。各国元首やVIPなど、その顧客は全世界に及んでいる。

同社にとって、タイ王室へのリムジン納車は今回が2回目。ベース車にはキャデラック『DTS』がチョイスされた。ホイールベースは24インチ(約 610mm)ストレッチ。全高も76mm引き上げられ、居住空間のゆとりが大きく向上している。大型ドアとフラットなフロアのおかげで、乗降性も高い。

同社によると、キャデラックDTSは最大130インチ(約3300mm)、リンカーン『タウンカー』は最大120インチ(約3050mm)ストレッチが可能とのこと。それから比較すると、タイ王室向けリムジンのボディサイズは控えめだが、それはタイ王室からの要望でもあるらしい。明るいベージュのボディカラーは、フレンドリーな雰囲気を生んでいる。

1月20日のオバマ新大統領就任パレードでデビューしたキャデラック『プレジデンシャルリムジン』は、装甲車のような強烈な威圧感を漂わせていた。それと対照的なのが、タイ王室のリムジンといえそうだ。


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