トヨタは、プリウスをフルモデルチェンジし、全トヨタ販売店を通じて販売を開始した。
プリウスは、1997年に世界初の量産ハイブリッド乗用車として発売以来、日本をはじめ、北米を中心に世界で40以上の国と地域で販売し、これまでの累計販売台数は125万台を突破(2009年3月末時点)している。
3 代目となる新型プリウスは、ハイブリッドシステムの90%以上を新開発した『リダクション機構付きTHSⅡ』を搭載。加えて、エンジン排気量を1.5リッターから1.8リッターにアップしたことや、世界トップレベルの空力性能など、車両全体でのエネルギー効率向上との相乗効果により、10・15モード燃費は最高で38.0km/Lという世界トップの燃費性能を記録している。
先進装備としては、クルマの制御を燃費優先にする『エコドライブモード』や、より俊敏に走ることのできる『パワーモード』、モーターのみで走行する『EVドライブモード』という、3つの走行モード選択を用意。また、ユーザーのエコドライブサポート機能として、センターメーター内に『エコドライブモニター』が装備される。
さらに、ムーンルーフに搭載したソーラーパネルで発電した電力を使用し、室内の換気を行なうトヨタ初の『ソーラーベンチレーションシステム』や、スマートキーのスイッチにより、車外からエアコンが作動可能な世界初の『リモートエアコンシステム』を採用した。
このほか、ミリ波レーダー方式のプリクラッシュセーフティシステムや、ステアリング協調車両安定性制御システムのS-VSC、6個のSRSエアバッグなど、安全装備も充実している。
なお、3代目プリウスは、ハイブリッド車のさらなる普及に向けて、これまでのおよそ倍となる80以上の国と地域で、日本を皮切りに、順次発売される。
■価格
L:205万円
S:220万円
Sツーリングセレクション:245万円
G:245万円
Gツーリングセレクション:270万円
Gツーリングセレクション・レザーパッケージ:327万円
ラベル: 2009年自動車ニュース