プジョー『308CC』はオープンカーとしての実力が大幅に向上しているのも魅力だ。スイッチひとつでオープンエアを満喫できる電動ハードトップの開閉にかかる時間は『307CC』の時は25秒だったが、308CCでは約20秒に短縮されている。

フロントウィンドウの傾斜角度が強くなったので、オープン時の開放感はあまり高くはないが、その分風の巻き込みが少なくサイドウィンドウを上げていれば高速走行も苦にならない。

さらに全車に標準装備されているウィンドディフレクターを後席にセットすれば、風の巻き込みはさらに少なくなり、エアコンの効果も高まるので夏場や冬でも気兼ねなくオープンにすることが可能だ。

加えて前席の首元には乗員の首回りを温風で温めてくれるネックウォーマーが、このクラスのモデルとしては初めて標準装備されているのも嬉しい。

またオープンで走行している時のフロントウィンドウの揺れやルーフを閉じた状態で走行している時のルーフのキシミ音なども、ほとんど感じられることのないレベルまで改善されており、車内の快適性は大幅に向上している。

プジョージャポンの吉田訓啓さんは「308CCはハードトップの組み付け精度の向上や風を巻き込みにくいスタイリングを採用することで、オープン時もクローズ時もより快適性を高めています。さらに防音や防振効対策にも念を入れて入りますので、クローズ時はクーペに匹敵する優れた静粛性を手に入れています」とコメント。

実際に308CCはルーフの開閉状況を問わず優れた快適性を実現しており、スタイリングに見合ったスマートな走りを体感することができる。爽快な走りが楽しめるオープンカーでありながらも、日常的な快適性を犠牲にしていないところも308CCの大きな魅力だ。


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