フル4シータークーペ&カブリオレのパイオニアともいえる『307CC』の後継車種として登場した『308CC』は、307CCで定評のあったパッケージングをさらに磨き上げている。

308CCの基本ボディは307CCと共通ではあるが、ボディサイズの全長が75mm、全幅が60mmも拡大されていることもあり、室内にもゆとりが生まれている。特に室内幅が大きく拡大されているので後席の肘周りに余裕が増し、後席の快適性は大幅に高まっている。

トランクスペースも307CCはクローズ時に350リットルだったものが、308CCでは403リットルまで拡大され、オープン時も約10%増しとなる226リットルを実現している。

プジョージャポンの吉田訓啓さんは「307CCも後席に大人が座れるスペースが確保されていることがセールスポイントのひとつになっていましたが、308CCではより居住性が良くなり、4シーターの名にふさわしい後席を備えています」

「前席も全車に本革パワーシートを装備し、後席へのアクセスを容易にしてくれる電動のイージーアクセス機能を装備していますので、後席への乗降性も配慮されています」とコメント。

吉田さんの言うように308CCの室内は本革シートやハッチバック譲りの質感の高いインテリアにより、居心地のよい空間に仕上げられている。上級グレードのグリフにはインパネやドアトリムにも上質な本革が施されており、さらなるプレミアム感も与えてくれる。

308CCは質感を高めた内外装のデザインに目を奪われがちだが、居住性を向上した室内や容量を拡大したトランクなど、進化したパッケージングの面でも見どころは多い。


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