独フォルクスワーゲンは、新しいオープンスポーツのコンセプトカー“コンセプト・ブルースポーツ”を発表した。

 テーマはずばり、最大限のダイナミックな性能を、最小限の燃料消費で実現すること。スポーツカーならではの走りと低燃費を両立するのが狙いだ。

 デザインは、新型ゴルフやシロッコと同様、フォルクスワーゲングループのデザインディレクター、ワルター・ダ・シルヴァによって生み出された最新のデザインDNAを踏襲する。つり上がったヘッドライトや、左右のヘッドライトを結ぶグリルがその特徴で、ロー&ワイドなプロポーションを作り出している。

 エンジンは、2リッター直噴ディーゼルターボを搭載する。最高出力は180ps、最大トルク35.7kg-mを発生。これに6速DSGが組み合わされ、後輪を駆動する。車重は1150kgと軽く、パワー・ウエイト・レシオは6.6ps/kgと、スポーツカーにふさわしい数値を実現している。

 軽量設計と高効率エンジンの組み合わせにより、燃費は100km走行あたり4.3リットル(23.3km/L)と高数値を記録。これからの時代にふさわしいエコスポーツに仕上がっているといえるだろう。市販化が楽しみな1台である。


 


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