フォルクスワーゲンは20日、本国ドイツにて、ニュルブルクリンク24時間耐久レース専用車両の「GT24」からスピンオフした公道仕様「シロッコ R」をワールドプレミア。同社は約1年程前に3代目シロッコを市場導入しているが、この「シロッコ R」はニュルブルクリンクでのレース経験をフィードバックさせて生まれた歴代のスポーツバージョン中、最強の1台に仕上がったとしている。

 搭載エンジンは2.0リッター直列4気筒TSIで、最高出力198kW/265ps、最大トルクは350Nm。「XDS」と呼ばれる新開発のデファレンシャルロックなどが搭載される。

 デザイン面はフロンバンパーの大型エアインテークがエンジンやブレーキを効果的に冷却。インテグレーテッドフロントスポイラーなど各部も「GT24」のイメージに基づいている。リアスタイルは、スタンダート仕様より大型のルーフスポイラー、光輝ブラック色仕上げのディフューザー他、クローム加飾した2本出しエグゾーストパイプなどで纏められている。またホイールは専用デザインの18インチを装着する。

 フォルクスワーゲンは、今週末に開催されるニュルブルクリンク24時間耐久レース期間中にシロッコRのレースバージョンでデモンストレーションを行う予定だ。


 

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