スズキのパキスタンにおける四輪車、二輪車の製造販売子会社を務める“パックスズキ社”は、四輪車の生産累計100万台を達成した。
 
 パキスタンでは、1975年から国営会社で四輪車が生産されるなど、スズキにとって歴史のある市場で、現在では同国での四輪車の占拠率は50%以上を確保。インド、ハンガリー、インドネシア、中国などと同様、スズキにとって重要な拠点となっている。
 
 “パックスズキ社”は、1982年9月に四輪車のフロンテの生産を開始して以来、これまでにキャリイ・トラックやキャリイ・バン、カルタス、アルト、ジムニーなどをパキスタン国内向けに生産。26年間で100万台の累計生産を達成した。


 米GMは、シボレーのスポーツクーペ『カマロ』の2010年モデルに、映画『トランスフォーマー』とのコラボレーションモデルを設定。7月22日に発表した。
 
 この『2010年型シボレー・カマロ・トランスフォーマー特別仕様』のベースとなるのは、3.6リッターエンジン搭載の『LT』、もしくは6.2リッター V8を搭載する『SS』の2グレードで、ラリーイエローのボディには劇中に登場するカマロと同じく、高光沢ブラックセンターラリーストライプパッケージが施される。
 
 このほかにもボディの各所に『オートボット』のエンブレムや、『トランスフォーマー』のロゴが施されるほか、他のカタログモデルと同じく、オプションのRSアピアランスパッケージも選択可能となっている。
 
 この特別モデルは、北米のシボレーディーラーで既に予約受付を開始しており、日本への導入に関しても、現在準備が進められている。


 

 アウディジャパンは、同社のモデルが4つの試験で最高評価を獲得したと発表した。
 
 まず、ヨーロッパの新車評価プログラム(ユーロNCAP)の衝突試験で、A5とQ5が5つ星を獲得。米国運輸省高速道路交通安全局(NHTSA)においても、両モデルは時速56km/h走行時の正面衝突試験、時速62.5km/hでバリアが衝突する側面衝突試験のカテゴリーで5つ星が与えられた。
 
 さらに、米保険業界の非営利団体 IIHS(Insurance Institute for Highway Safety)は、安全面においてベストなクルマ『Top Safety Pick』にQ5を選定した。同評価を5回獲得したメーカーは、アウディが世界で初となる。
 
 A5とQ5は、ESPとシートベルトリマインダーを標準装備し、ユーロNCAPでも高い評価を得ている。また、オーナーがドライバーアシスタントシステムからオプションを選択することも可能で、レーダーがサポートするアダプティブクルーズコントロール、走行レーン逸脱警告システムのアウディレーンアシスト、走行レーン変更アシスタントであるアウディサイドアシストなどが用意されている。

 

 2009年1月にオープンしたポルシェミュージアムの責任者であるアヒム・シュタイスカル氏は、25万人目の来館者として東京から訪れたタチカワ・シュウヤ氏(58歳)を歓迎した。
 
 シュトゥットガルトのツッフェンハウゼン地区に設立されたニューポルシェミュージアムは、わずか5カ月間で世界中から25万人が来館。大胆な建築デザインのミュージアムに展示されている80台以上もの歴史的なスポーツカーが見どころとなっている。

 シュタイスカル氏は、「世界中の自動車愛好家の間で、ツッフェンハウゼンへの旅行が本当に有意義であることが瞬く間に認知された」と語り、まもなく始まるバカンスシーズンには、より多くの来館者が押し寄せることを期待している。

 ポルシェミュージアムの開館時間は、月曜日を除く毎日午前9時から午後6時まで。入館料は8ユーロ(約1060円)で、大人の付き添いがある14歳までのこどもの入館は無料となる。


GMは16日、サーブブランドをKoenigsegg(ケーニグセグ)社に売却することで暫定合意したと発表した。今年7 - 9月に正式契約を締結する予定で、売却額は公表されていない。

ケーニグセグ社は、スウェーデンのスーパーカーメーカー。1996年に『CC』を発売し、2006年には『CCX』をリリースした。4.7リットルV8ツインスーパーチャージャー(806ps)は、0-100km/h加速3.2秒、最高速395km/hという世界最高峰の性能。E85バイオエタノール燃料対応の『CCXR』では、その最大出力は1018psに進化している。

また、ケーニグセグ社は3月のジュネーブモーターショーでEVコンセプトカー、『Quant』(クワント)を発表。ガルウイングの未来的なフォルムを持つ4シータースポーツで、512psを発生するツインモーターを搭載。0 -100km/h加速5.2秒、最高速275km/hの驚異的なパフォーマンスを発揮するという。

ケーニグセグ社は、同じスウェーデンメーカーということもあり、かねてからサーブブランドの買収に意欲的だった。GMはサーブブランドの売却額を公表していないが、両社は今年7 - 9月に正式契約を締結する見込み。EIB(欧州投資銀行)がスウェーデン政府の信用保証を受けた上で、新生サーブに6億ドル(約584億円)を融資する。

間もなくデビューが噂される次期『9-5』をはじめ、サーブ各車のパワートレーンなどは、当面GMが供給。また、サーブ車の生産は、引き続きスウェーデンのトロールハッタン工場で行う。

欧州GMのカール・ピーター・フォスター社長は、「サーブは大きな可能性を秘めたブランド。ケーニグセグ社の傘下で、さらに飛躍すると確信している」とコメント。サーブのジャン・ジョンソン取締役は、「今回の合意は、サーブの顧客、従業員、サプライヤー、販売店関係者など、すべての人に有益なもの」と強調した。

GMは1日、日本の民事再生法に当たる連邦破産法11条(チャプター11)の適用を申請し、経営破たん。いったん国有化されたうえで 60 - 90日以内に破産手続きを終わらせ、「シボレー」「ビュイック」「GMC」「キャデラック」の4ブランドに絞り込み、スピード再建を目指す。「オペル」「ハマー」「サターン」に続いて、サーブの身売り先が決定したことで、GM再生に向けたブランドのスリム化に、一応のメドがついたことになる。


 

ACEA (欧州自動車工業会)は16日、5月の欧州全域(EU+EFTA全28か国)の新車販売結果を公表した。総販売台数は127万0195台で、前年同月比は 4.9%減と4月の12.3%減から回復。依然として13か月連続の前年割れが続いているが、スクラップインセンティブを導入したドイツは39.7%増と、5か月連続で前年実績を上回った。

欧州5大市場では、ドイツが相変わらず好調だ。5月は38万4578台を販売し、前年同月比は 39.7%増と5か月連続のプラス。これは1月から、9年以上保有している古い車を一定の基準を満たした低公害車に代替する際に、最大2500ユーロ(約 34万円)を補助するスクラップインセンティブを始めた効果だ。1 - 5月累計でも22.8%増の163万2294台と、スクラップインセンティブが好調なドイツ新車販売の原動力となっている。

5大市場で、ドイツ同様の補助金制度を導入しているのが、フランスとイタリア。フランスは前年同月比11.8%増の20万6247台と久しぶりの前年実績超え。イタリアは8.6%減の18万8670台と、4月に続いてマイナス幅をひと桁に抑えた。一方、インセンティブのないスペインは38.7%減の7万1161台、5 月末にインセンティブを導入した英国は24.8%減の13万4858台と、明暗を分けた。

主要9社の販売実績は、1位のフォルクスワーゲングループ(アウディ、セアト、シュコダなどを含む)が、前年同月比3.1%増の27万8933台とプラスに転じた。VWブランドが9.2%増の15万 2603台、セアトブランドが3.4%増の2万9090台と、牽引役を果たす。

2位のPSAプジョーシトロエンは、前年同月比5.9%減の16万5167台。3位のフォードグループ(ボルボを含む)は、5%減の12万5395台。フィアットに代わって4位に浮上したとはいえ、GMグループ(オペル、シボレー、サーブを含む)は、10.8%減の11万8602台と不振。しかし、シボレーブランドは『マティス』や『アベオ』が好調で、3.9%増の1万7295台と2か月連続のプラスを維持した。

5位に後退したフィアットグループ(ランチアやアルファロメオを含む)は、11万6243台を販売。前年同月比は2%増と2か月連続のプラスだ。ブランド別では、フィアットが2.8%増の9万3955台、ランチアが1.4%増の1万0815台と、好調である。

6位のルノーグループ(ダチアを含む)は、前年同月比4.4%減の11万2064台。ルノーブランドは16.8%減と落ち込んだが、ダチアブランドは99.8%増の2万4894台と、驚異的な回復を示している。

4 月の9位から7位に上昇したのは、BMWグループ(MINIを含む)。しかし、その内容は前年同月比14.1%減の6万5490台と、完全回復とは言い難い。8位のダイムラー(メルセデスベンツとスマート)は、8.9%減の6万1714台。9位のトヨタグループ(レクサスを含む)は、8.9%減の5万 9266台にとどまった。

韓国メーカーでは、ヒュンダイが2万9309台を販売し、前年同月比は25.1%増と4か月連続のプラス。キアも1.1%増の2万1924台とプラスへ転じ、韓国2社は回復を遂げている。

また日本メーカーでは、日産が前年同月比9.1%減の2万5739台、スズキが3%増の2万2726台、ホンダが7.5%減の1万9869台、マツダが25.8%減の1万5780台、三菱が7.5%減の9308台と、スズキを除いて苦戦している。

5月の欧州新車販売は、ドイツのほかにもスクラップインセンティブを導入するオーストリアが、前年同月比4.8%増、ギリシャが5.1%増と高い効果を示した。欧州新車販売は、まさにスクラップインセンティブ頼りの様相を呈している。


 

トヨタの主力ハイブリッドカー、新型『プリウス』は、2代目から長足の進化を遂げた。

まずは普通に運転したときの実燃費が大幅に向上していること。試乗会において様々な運転パターンを試してみた感触からは、東京都心での実用燃費はリッター25km程度と思われる。

室内の広々感はそれほどでもないが、旧モデルに比べて採光性が非常に良く、とても開放的で明るい雰囲気だ。

シャシーは旧型『カローラ』と旧型『ヴィッツ』を組み合わせたという旧型のものから2ランクほどアップし、欧州戦略車『オーリス』に使われている新「MC」プラットフォームを使用している。ロールを抑える固めのセッティングで、フラットな乗り心地ではないが、シャシーのグレードアップと相まって高速巡航時の安定性や緊急回避性能など、走りの基本部分は大幅に上がっていることは想像に難くない。

新型プリウスが圧倒的な商品力の高さと、価格破壊ともいえる低価格戦略をもって、受注台数を信じがたいスピードで積み増しているが、プリウスが今のような技術パッケージで作られるのは、もしかするとこれが最後になるかもしれない。

トヨタの次期プリウスの開発はまだ動き始めていないが、高性能なリチウムイオン電池を使うといった要素技術の刷新ではなく、クルマそのもののコンセプトチェンジに向かう可能性がある。

製品企画主幹の北村嘉朗氏は、「トヨタにとって、ハイブリッド技術は非常に大きな強みを発揮できる分野であることは確かです。しかし、得意な分野にしがみついていると、いつの間にかそれが時代遅れになって、凋落してしまうことにもなりかねない」

「たとえば欧州メーカーは、素晴らしいエンジンを作ることには本当に長けていましたが、その強みにこだわりすぎてハイブリッドに乗り遅れた。トヨタもまた、ハイブリッド技術の優位性ばかりに拠っていては、トレンドを外れ、同じような運命を踏んでしまうことだって十分にあり得る」と語る。

昨年の原油高騰を経て、自動車業界では今、石油エネルギーの使用抑制、さらには石油を使わないクルマを目指す“脱石油”の模索がトレンドになっている。トヨタが脱石油で世界のトップランナーであり続けるためには、クルマ作りそのものを変えていかなければならないというのだ。

レスポンス 井元康一郎
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